佐藤想一郎|お風呂のリフォーム

こんにちは。佐藤想一郎です。
ここ最近は、蒸し暑い日が続くかと思えば肌寒い日が訪れたり、
晴れていたと思えば、翌日は風が強かったり雨であったり、、、
天気がころころ変わりやすいですね。
これも春の嵐の一環なのでしょうか。
外に出る際には天気予報をよく確認されてください!

さて、寒い時期は温まるために、暑い時期はさっぱりるために欠かせないものが”お風呂”です。
しかしこのお風呂での事故が非常に多いのをご存知でしょうか。
水や石鹸など滑りやすい要素を多分に含んでいる浴室では、
老若男女問わず事故に遭いやすい場所でもあります。
そこで本日は、浴室での事故を少しでも軽減するためのリフォームについてご紹介致します。

入浴中の事故を軽減する 安全なお風呂リフォームのコツ

入浴中の事故を軽減する 安全なお風呂リフォームのコツ

入浴中や浴室内での事故で亡くなる人の数は、交通事故での死者数よりも多いという調査結果がある。浴室が冷たくてヒヤッとした、床ですべってドキッとしたなどの経験をもつ人もいるかもしれない。今回は安全なお風呂リフォームをするためにお風呂での事故の実態とお風呂リフォームで出来る対策を紹介しよう。

浴室での死者数は交通事故死の3倍以上!?

家庭の浴室での年間事故死者数は、どれくらいなのだろう。厚生労働省が発表した2014年の人口動態統計によると、家庭の浴槽内での溺死者数は4866人。(浴槽外での事故死は含まれず)
厚生労働省の研究班の調査では、救急車で運ばれた患者数から推計した入浴中の事故死者数は年間約1万9000人※1と推測され、2014年の交通事故死者数5717人の3倍以上にもなる。

これらの調査・研究データには、「疾病に起因する病死」も含まれている。このため、すべての死因が「入浴」と直結しているわけではないが、それでも入浴時の事故は思いのほか多いようだ。

※1 厚生労働科学研究費補助金「入浴関連事故の実態把握及び予防対策に関する研究 平成25年度 総括・分担研究報告書」

入浴中の事故死は冬に多い。熱いお湯に長時間つかる入浴スタイルも影響?

入浴中の事故死は寒い時期に増え、12月から2月の3カ月間で全体の約5割を占めている(図1参照)※2。

図1:東京都23区内における入浴中の事故死

また、消費者庁が行った「入浴に関するアンケート調査」※3(図2、図3参照)では、42度以上の熱いお湯につかっている人が約4割、10分以上つかる人は約3割。また、寒い日でも浴室や脱衣室の防寒対策をしていない人も3割以上だった。浴室での事故にはさまざまな原因が考えられるが、室温の低い冬に、熱いお風呂に長時間入ることによって起こるヒートショックも原因のひとつといえる。

図2:お湯の温度
図3:浴槽につかる時間

※2 東京都福祉保健局東京都監察医務院「東京都23区内における入浴中の事故死」より、2004年〜2013年のデータを集計
※3 平成27年12月に消費者庁が55歳以上の男女3900名を対象にインターネットでの調査を実施

入浴スタイルの見直しでヒートショックを防ぐ

血圧が急激に上下することで心筋梗塞や脳梗塞などを起こすことがある。その原因のひとつが家庭内でも起こしやすいヒートショックだ。「暖房の効いたLDKから寒い廊下を通って脱衣室へ行く」「寒い脱衣室から冷たい床の洗い場を通って熱いお湯につかる」「浴槽内で体全体に水圧がかかる」「あたたまった状態で急に寒い脱衣室に移動する」など、入浴にかかわる行動の多くが血圧の上昇・低下に影響するのだ。

ヒートショックを防ぐにはいくつかのポイントがある。手軽にできるのが入浴スタイルの見直しだ。例えば、浴室に入ったら浴槽に直行するのではなく、まずは「かけ湯」。心臓に負担がかかりにくいように、手や足など心臓から遠い部分からかけ、体をお湯になれさせておく。浴槽のお湯の温度にも気をつけたい。熱いお湯に長時間つかって、のぼせてしまうと体温が急速に上昇し熱中症になる可能性があるため、体調がよいときでも41度以下のお湯で、長くても10分までを目安にあがるようにするといい。また、肩までつかるより、半身浴のほうが体温上昇が遅く、全身浴よりは心臓への負担が少ないといわれている。

リフォームで温度差をなくすことも有効

浴槽のお湯と洗い場の温度差をなくすこともヒートショックを防ぐための重要なポイントだ。最近のユニットバス(システムバス)は断熱性や保温性に優れているため、浴室内が寒くなりにくい。高断熱タイプの浴槽や、断熱性の高い床・壁・天井パネルを使ったユニットバス(システムバス)へ交換したり、在来工法の浴室でも断熱材をしっかり入れた施工を依頼するなど、リフォームによってあたたかな浴室に変更することができる。一戸建ての浴室の窓も、高気密高断熱の複層ガラスのサッシにするのがオススメ。
お風呂のまるごとリフォームが予算では難しい場合には、浴室暖房乾燥機を設置する方法もある。既存の浴室の天井に埋め込むタイプや、エアコンのように壁に取り付けるタイプがある。

浴室と脱衣室、脱衣室とリビングの温度差が大きな場合は、脱衣室の窓を断熱性の高いものに変えたり、家全体の断熱性を高めるリフォームが有効だ。

転倒防止のための対策は家族構成によっても違う

入浴中の事故には洗い場や浴槽内での転倒、浴槽に入ろうとしたときの転落などもある。特に、洗い場では石けん水ですべりやすくなった床面で転倒するケースがある。これらを防ぐには、床には水はけのよいすべりにくい素材のものを選んだり、浴槽内や洗い場の壁面に手すりを設ける方法も。高齢者の場合、ちょっとした段差がつまずきの原因にもなるため、浴室と脱衣室に段差がないバリアフリー仕様にすることもおすすめしたい。

転倒防止のための対策は家族構成によっても違う

浴槽への転落事故は、高齢者の場合、浴槽に入ろうとしたときに足が思うように上がらずに、転倒するケースが多いが、小さな子どもの場合は浴槽の縁が低いことが原因に。高齢者がまたぎやすい浴槽の高さは40cm前後といわれるが、国民生活センターの調査では、2歳未満の子どもの浴槽への落下は高さが50cm以上あればほぼ予防できることがわかっている。家族構成によっても必要な対策が違ってくることに注意して、安全なバスライフをリフォームで手に入れてほしい。

 参考サイト
https://suumo.jp/article/oyakudachi/oyaku/remodel/rm_knowhow/rm160324/

家の中でも特にリラックスできる場所であるお風呂。
だからこそ、安心安全に過ごしたいですね。
ぜひご自分のために、ご家族のためにリフォームを考えてみられてはいかがでしょうか。

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大事な家をリフォームする時は是非とも佐藤想一郎にお任せください。

佐藤想一郎

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